子どものお片づけのコツ|いつから?どう教える?効果的な声かけも紹介

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おもちゃや工作遊びなど、子どもは広いスペースをめいっぱい使って遊ぶのが大好き。

楽しく遊んでいる子どもたちを見るのはほほえましい一方で、気づくと部屋中におもちゃが散らかってしまうなんてことはありませんか?

わが家はよくあります。

片づけは気持ちよく暮らすために欠かせないものだからこそ、子どものころから片づける習慣をつけてほしいなと思っていたのですが、片づけを教えるってどうしたらいいかわかりづらいですよね。

もともと片づけが得意ではなかった私は、そんな悩みを解決すべく、整理収納教育士の方のお片づけ講座を受講したり、自分自身も整理収納アドバイザー資格をとったりして、片づけについて考えてきました。

そんな中で学んだお片づけ上手な子どもを育てる秘訣は、お子さんが片づけが楽しい、好きと思えるようにするということ。

この記事では、子どもに片づけを教えるための環境づくりのポイントや声かけについて紹介します。

私自身もまだまだ試行錯誤中の子どもへのお片づけの伝え方ですが、参考になれば嬉しいです。

目次

お片づけはいつからできるようになる?

子どものお片づけは、0歳から始められます。

  • おもちゃで遊ぶ
  • ものの受け渡しができる
  • 簡単な声かけが伝わる

具体的には上記のようなことができるようになってくると、大人と一緒にお片づけができますよ。

0歳・1歳ころのお片づけ

0歳・1歳ころのお片づけは、遊びの流れの中で楽しく片づけるのがポイント。

この時期は、「どうぞ」、「ありがとう」と言ったやりとり遊びや、ものを出し入れする遊びが好きなころなので、お片づけをするにもぴったりです。

  • ぽっとんしよう。
  • ないなーい。
  • ここにどうぞ♪ など

お子さんに伝わりやすい言葉で、おもちゃを戻せるように声をかけると、一緒にお片づけがしやすいです。

おもちゃで遊んだらもとに戻すことをくり返しながら、生活の節目でお片づけをすることを覚えてもらいましょう。

2歳・3歳ころのお片づけ

自分のやりたいことがはっきりしてくる2・3歳ころのお片づけは、楽しく、簡単に片づけられるようにするのがポイント。

このころになると、「早く次の遊びがしたい。」、「お片づけはイヤ。」など、お子さん自身の気もちもはっきりしてきます。

とはいえ、簡単にできることなら取り組むハードルも下がるので、サッと戻せる、ポイポイ入れられるなどのざっくりとした収納にするのがおすすめです。

また、「片づけなさい。」と無理に動かしてしまうと、片づけへのマイナスなイメージがついてしまうので、できるだけ楽しく、簡単に片づけができるようにくふうしたいところ。

  • 「タイマーとお片づけ、どっちがはやいかな?」と競争する
  • おうちの人と片づけの数を競争する
  • 歌に合わせて片づける
  • ごっこ遊びにする
    (そうじごっこ→しまう、宅配ごっこ→運ぶ、お買い物ごっこ→集める)

競争に燃えるのか、歌が好きなのかは、お子さんの性格やその日の気分によっても違うので、いろいろと試してみるといいかもしれません。

終わった後には、「きれいになって気持ちいいね。」、「○○ちゃんのおかげですっきりしたね。」など片づけてよかったと思える声かけができるといいですね。

お片づけしやすい環境づくりのポイント2つ

いろいろなことが自分でできるようになってくる年少さん以降は、自分で自分のものを片づける経験を積んでいくのも大切だと思います。

そのためには、1人で片づけやすい環境を整えていきたいところです。

ここでは、片づけがしやすい環境づくりのポイントを2つまとめてみました。

どこに何があるかわかる

1つ目のポイントは、どこに何があるかわかりやすい環境にすることです。

どこに何があるかわかる=持ちものを把握しやすいということ。

とはいえ、いただきものや、園から持ち帰った手づくりのおもちゃなど、子どもの持ち物って日に日に増えていきますよね。

ものが増えた分、片づけも難しくなるので、私は次の方法で遊ぶものの数をしぼるようにしています。

  1. よく遊ぶものとあまり遊ばないものを分ける
  2. 遊ぶものだけ取り出しやすいところに置く
  3. 今、遊ばないものはあまり使わない部屋に待機or処分
  4. 定期的に見直す

どんどん増えるお絵かきの紙や、ちょっとした折り紙の作品などは、箱にざっくりと入れて、満杯になったら中身を整理するように伝えています。

散らかりやすいものが出てきたら、子どもの持ち物を見直すチャンスです!

すぐに簡単に戻せる

2つ目のポイントは、すぐに簡単に戻せるい環境にすることです。

どんな持ちものがあるかわかったら、戻す場所と戻し方を考えていきましょう。

  • 戻す場所は遊ぶ場所から近いか?
  • 子どもが届く場所か?
  • 戻し方は簡単か?

このようなことをチェックし、子どもが取り出しやすく、戻しやすい場所を選ぶようにしています。

わが家の場合、よく遊ぶものはリビングの棚へ、あまり遊ばないけれど取っておきたいものは、子どもの手が届かない棚の上段や子ども部屋のクローゼットへ収納中です。

戻す場所と一緒に考えておきたいのが、どのように戻すのか。

なんとなく場所を決めているだけでは、ごちゃごちゃになってしまうことがあるからです。

片づけにくい細々したおもちゃや持ち物は、次のような方法で戻すようにしています。

  • 使用目的でまとめる
  • 小さく仕切る
  • ざっくり入れる場所をつくる
  • ラベリングをする など

お子さんのできることや収納場所、アイテムに合わせて、散らかりにくく簡単な戻し方を考えたいところですね。

  • クレヨン、はさみなどの文房具類は一つの箱にまとめておく
  • 靴下や本などは仕切りに収まるように戻す
  • 折り紙の作品やお手紙などはふた付きの箱に戻す など

具体的には、上記のような戻し方をしてもらっています。

ちょっとしたことですが、どこに戻すかだけでなく、どのように戻すかを子どもと一緒に考えると、子どもだけでも片づけられることが増えました。

写真を撮って戻し方や場所を指定するラベリングを取り入れている人も多いですよね。

写真までは手が回らないという人も、カラーシールや簡単なイラストだけでも効果ありですよ。

わが家の子どもの洋服用の引き出しは、養生テープにマジックでイラストを描いたラベリングです。

持ちもの・戻す場所・戻し方がわかりやすいのが、子どもが自分で片づけやすい環境なんだね。

片づけを伝えるための声かけ例

最後に、子どもと一緒に片づけをするときのポジティブな声かけや避けたい言葉かけについて紹介します。

とはいえ、自分に余裕がないと「早く片づけて。」、「なくなるよ。」など、強めの口調でNGワードを使ってしまうことも…

こちらが怒りモードだと、自分たちもお片づけしたくないモードに入ってしまううちの子たち。

そんなときは、「誰が片づけるのかな~?」、「散らかりすぎてて鬼になりそう!うわぁぁぁぁ!(笑)」と疑問形や冗談で大げさに声をかけて、怒っている雰囲気をごまかしちゃっています。

ポジティブな言葉を使いながら、片づけるって楽しいなと思ってもらえるようにしていきたいものですね。

誘いかける声かけ

なかなか片づけが進まないときは、「○○しよう」と一緒に誘う声かけをしています。

いっしょにおもちゃを集めよう。
いっしょに戻しに行こう。
お母さんと競争しよう。など

「片づけをしよう。」という言葉の他にも、集めよう、戻そうなど具体的な行動がわかる言い方だとお子さんも動きやすくなります。

ゲームや遊びに誘う感覚で、お片づけをうながすのもおすすめです。

早く片づけなさい!

このように、命令形で伝えてしまうと、片づけはやらされるもの、おもしろくないものというイメージがついてしまうので、できるだけ避けたいものですね。

(言っちゃってるんですけどね…)

片づけの効果を実感させる声かけ

片づけた後などに伝えるのが次のような言葉です。

片づいて、気持ちがいいね。
片づけて、広くなったね。
片づけていたから、すぐ見つかったね。
きれいになったね、ありがとう。

片づけをするメリットを伝えることで、子どもにも「片づけっていいな」と感じてほしいと思っています。

リモコンなど家族みんなで使うものまで片づけてくれたときは、「ありがとう、助かったよ。」と伝えると、喜んでさらにやる気になっていてかわいいです(笑)

片づけないと捨てるよ
片づけないとなくなるよ
片づけないと遊べないよ

片づけが進まないと、上記のようなおどし文句を言いたくなるときもありますが、「片づけないと~できない」ではなく、「片づけたら~できる」というプラスの言い方に変換して伝えていきたいですね。

子どもに考えてもらう声かけ

片づけがうまくできないときは、子どもに考えてもらうのもおすすめ。

終わったらどうするのかな?
どうしたら戻しやすい?
これは、どこに置くんだっけ?

このような質問をすると、子どもが片づけの行動に移りやすくなります。

もしかすると、片づけられないのは、片づけ方が難しかったり、片づける場所がわからなかったりするのかもしれません。

子どもに質問をして考えてもらうことで、さらに片づけやすい方法を見つけるきっかけにもなりますよ。

なんで片づけないの?

質問の中で避けたいのは、「なんで~?」という聞き方です。

前に本で読んだのですが、「なんで~?」と聞くと人は責められているように感じてしまうんだとか。

たしかにわかる気がします…。

言い換えるとしたら、「片づけが終わってないけど、どうしたの?」などでしょうか。

片づけだけに限らず、ポジティブな言葉で子どもができることを増やしていけたらいいなと思っています。

まとめ:楽しく片づけながら習慣化しよう

この記事では、子どもに片づけを教えるための環境づくりのポイントや声かけについて紹介しました。

環境づくりのポイント

  • どこに何があるかわかるようにする
    →ものの数をしぼる
  • 近い場所に簡単に戻せる収納にする
    →よく使うものの定位置を決める

子どもの片づけは、簡単な方法で少ない数から始めるのがおすすめ。

成長するにつれてものは増えていくので、使ったら戻すということを習慣化しながら少しずつ管理できるようになってほしいと思っています。

今のところ、子どもが管理できる量のアイテムにしぼって、出番が少ないものは別の場所で保管しています。

声かけはポジティブに

  • いっしょに、○○しよう!と誘う。
  • 片づけたら、○○だね!とプラスの効果を伝える。
  • どうしたらいいかな?と考えてもらう。

このような声かけで、片づけを続けていって、楽しく習慣化できるといいですよね。

いっしょにがんばっていきましょう♪

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この記事を書いた人

ゆとりのある人になるのが目標。
頭に乗っているのは、ゆトリさんです。

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