整理収納アドバイザー講座は意味ない?|片づけ下手な主婦が資格取得で苦手を克服した体験談

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整理収納アドバイザーとは、「散らかりにくく、片づけやすい」を叶える、整理収納のプロフェッショナル。

おうち時間が増え、片づけの需要が高まっている今、整理収納の技術は、プライベートにも仕事にも活かせるスキルの1つと言えます。

整理収納アドバイザーの資格に興味をもつ人の中には、片付けが好きでもっと専門的に学びたいという方だけではなく、苦手な片付けを克服するために学びたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、どちらかというと後者の片付けが苦手なタイプ。家の中を楽に片付けたいと思ったのがきっかけで、資格取得を目指しました。

学んでみて実感したのは、片づけや掃除は日々続いていくものだということ。

整理収納を学ぶ前の私は、一度片づけたら二度と散らからない部屋に住みたいと思っていました。

片付けが得意な人は当たり前に知っていることかもしれませんが、知識を身につけただけで部屋が片付いていく魔法のような講座はありません。

片づけをするには、不要なものは手放す、使ったら元に戻すなど、手を動かし続けることが大切です。

ただし、やみくもに手を動かすだけでは、片づけても片づけても終わらないという負のループにはまってしまうことも…。

整理収納アドバイザー講座では、「散らかりにくく、片づけやすい」整理収納の方法を理論的に学べるので、効率よく片づけられるようになります。

片づけたいけど、どこから手をつけたらよいかわからない…そんな人にこそおすすめしたい講座です。

残念なことに、資格取得をしただけで部屋が劇的に片付いたり、すぐに仕事につながったりするわけではないので、意味がない資格と言われることもあるようです。

しかし、一生続く片づけを学ぶことは、片づけが苦手な人にとって大きな意味があると思いますよ。

片づけを学んだことで、散らかる=悪、片づけ=面倒くさいというイメージが変わり、片づけに対して前向きになれました。

この記事では、整理収納アドバイザー1級の筆者が、自分の体験をもとに整理収納を学んでよかったことをまとめています。

整理収納にお悩みの方や、資格取得を迷っている方の参考になれば幸いです。

目次

片づけの苦手意識でストレスフルだった体験談

整理収納を学んでよかったことの前に、部屋が散らかっていることでストレスを感じていた体験談を少しだけ紹介させてください。

振り返ると恥ずかしい…。主に学生時代~結婚したての時代です。

片づけに苦手意識があったころには、散らかった部屋に入るだけで心がざわざわしていた気がします。

片づけって、心の健康のためにも大切なんだね。

1.片づけが面倒で後回し→床にものが散乱

「部屋の状態=心の状態」と言われることがありますが、私は忙しくなると部屋が荒れるタイプでした。

家に帰ると、かばんをそのまま床に置き、作業スペースをつくるために邪魔なものを部屋のすみに寄せ…

そうしているうちに居心地が悪くなり、他の場所に避難するものの、なんだか落ち着かない。

ちょっとした片づけの時間が面倒で後回しにした結果、部屋が散らかりストレスになっていました。

2.片づけに困ったら収納グッズを購入→スペースが狭い

ものが増えて片づけに困ったときにまず見直すべきは、そのものが本当に必要かどうか…?

しかし、片づけが苦手だったころの私には手放すという選択肢がなかったので、とりあえず家にあるスペースを見つけてそこに押し込んでいました(笑)

さらに、片づけるところがなくなると新しい収納グッズを購入。

なんとか収納するのですが、スペースは狭くなるし、やっぱりすっきりしないとモヤモヤを抱えていました。

部屋にも心にもゆとりは大切だね。

3.散らかった家にいるのが嫌→外出して散財

部屋が散らかっているなら片づければいいのですが、それができなかった片づけ苦手時代。

忙しい…というのを言い訳に、平日は遅くまで働き、休日は何かと予定をつくっては外出。

外に出るとついお金を使ってしまい、社会人なりたての頃はカツカツで生活していました。

忙しくなると部屋が散らかる、部屋が散らかると平日も休日も家でゆっくり過ごすことが減るという悪循環で、毎日追い込まれているような気持ちで過ごしていましたね。

4.来客前に寝る時間を削って片づけ

片づけ下手な私でしたが、友だちや恋人には片づけられない姿を見せたくなくて、来客前は必死に片づけをしていました。

  • こまめに片づけていない
  • 効率的な片づけ方を知らない
  • 片づけ=とりあえず隠しとけ

このような状態なので、片づけを始める腰も重いし、片づけも終わらない。楽しみなはずの来客さえも、「片づけなきゃ…」とストレスを感じる自分がいやでした。

一時的にきれいにしても、その場しのぎの片づけはすぐにリバウンドしていました。

整理収納アドバイザー講座を受講してをよかったこと

片づかないことのストレスを感じることが多かったので、片づけ本はこれまでもたくさん読んできました。

本やネットなどでも片づけを学べるから…と資格取得までは考えていなかったのですが、マイホームの購入と育休をきっかけに「30年後も整った家にしていたい!」と思い、講座受講を決意。

講座内容そのものは本で知っていたこともありましたが、お金と時間をかけた分、感じたメリットも大きかったです。

ここでは、整理収納アドバイザー講座を受講してよかったことを書き出していきます。

1.理論に沿って、迷わず片づけられるようになった

整理収納アドバイザー講座では、理論に沿って、片づけの順番や方法を学べます。

料理が苦手でも、レシピがあれば迷うことなく料理をつくることができますよね。

片づけも同じで、決まった手順を学んだことで、「どうすればよいかわからない…」と悩むことがなくなりました

迷う時間が減ることで、片づけが早く終わります。
その分、快適な部屋でゆとりのある時間を過ごせるようになりますよ。

2.部屋が一時的に散らかってもイライラしなくなった

何か作業をしていたり、小さなお子さんがいたりすると、部屋が一時的に散らかることがあるのは当たり前のこと。

片づけを学ぶまでは、その当たり前が受け入れられずに、片づけてもすぐ散らかることにイライラしていました。

  • 使うものをまとめて収納する
  • 片づけのアクション数を減らす
  • 家族みんなが使いやすい場所を設定する

講座を受講した後は、家の片づけに上記のようなくふうを取り入れることで、「散らかってもリセットしやすい部屋」づくりを意識するように。

すぐに片づけられるとわかっていると、散らかってもイライラしないし、子どももお片づけをよくするようになりました。

寝る前のリビングリセットは、3歳児が率先してやってくれるようになり感動!

3.ものとの付き合い方が変わり、出費が減った

片づけをしていく中で、洋服や趣味のグッズなど手放したものもたくさんあります。

そんな中で、必要だったものやお気に入りだったものも、時が経つと自分に合わなくなってしまうものも出てくることを実感しました。

持ちものについては、まだまだ見直したい部分もあるのですが、「今、必要なものだけを持つ」という考えが強くなりました。

ものを手放すときにも、手間や時間、お金がかかっちゃうんですよね。

片づけを通して手放す大変さを知ったことで、ものを持つ前に慎重に考えるようになり、結果的に出費も減りました。

片づけがお金のゆとりにもつながったんだね。

4.家でも外でも楽しい時間が増えた

片づけが苦手で部屋が散らかりがちだったときは、家でも落ち着かないし、外出先でも「帰ったら片づけなきゃ…。」とずっとできていないことが気になっていました。

整理収納ができるようになると、片づけや掃除が楽になり、時間のゆとりが生まれます。

  • 探し物がなくなる。
  • 出かける用意がすぐにできる。
  • 外出先の用事を満喫できる。
  • 帰宅後の家に癒される。
  • 帰宅後すぐに家事などの作業に取り組める。

家が整うと、外出するまでの準備や帰ってからの片付けもやりやすくなり、家でも外でも充実した時間を過ごせるようになりました。

5.いつでも人を呼べる家になった

整理収納アドバイザー講座で学ぶ理論に沿って片づけを進めると、すべての所有物に指定席ができます

作業でものを使った後には決めた場所(指定席)にものを戻すだけでいいので、片づけやすい部屋になるんです。

片づけやすい部屋を手に入れたことで、急な来客でも焦らずに人をお招きできるようになりました。

気心の知れたメンバーとの時間を自分の家で楽しめるって最高です。

6.人に片づけの方法を伝えられるようになった

ユーキャンの整理収納アドバイザー講座を受講を修了すると、整理収納アドバイザー準1級の資格を得ることができます。

整理収納アドバイザー準1級ってどんな資格なの?
整理収納アドバイザー資格の認定団体であるハウスキーピング協会は、準1級の資格について次のように説明しています。

整理収納アドバイザー準1級
整理収納の高度な知識(1級同等)を有し、それを活用して家族や友人への助言、自らが所属する組織の環境改善など、無償の整理収納活動を行うことができる。
2級資格で得た整理収納の知識をより深めたいが、整理収納のプロとして活動する意志は現時点では持たない方のための資格。

簡単に言うと、準1級の資格取得で自分以外の人に片づけを伝えるスキルも学べるということです。

家で心地よい部屋をキープするには、自分1人ではなく家族の協力も必要。しかし、いくら家族とは言え、相手の持ちものを勝手に整理整頓したり、一方的に「片づけてほしい」と気持ちを押し付けたりしてもうまくはいかないですよね。

自分以外の誰かの片づけに関わるときに、自分の思いだけで片づけを進めることは絶対にNGです。

自分だけではなく他者の整理収納をサポートするスキルを得られるのも、理収納アドバイザー講座で準1級を取得するメリットです。

資格取得後、実家や家族の持ちものの片づけもやりやすくなりました。

7.片づけが好きになった

整理収納アドバイザー講座を受けた最大のメリットは、片づけが好きになったことです。

講座修了後、整理収納アドバイザー1級にも認定されました♪

正直なところ、今でも片づけが得意とは思えませんが、片づけが好きか?という質問には自信をもってYESと答えることができます。

  • 片づくと気持ちがいい
  • ゆったりとした空間で過ごせる
  • 環境も思考もすっきりする
  • お金のムダ遣いが減る
  • 家事がしやすく時間がうまれるなどこの記事では、整理収納アドバイザー講座を受講した体験をもとに、整理収納を学んでよかったことをまとめています。

正しい方法を学び、上記のような片づけの効果を実感したことで、片づけが楽しくなりました。

毎日続いていく片づけだからこそ、苦手というマイナス意識が好きというプラス意識に変わったのは大きいです。

まとめ:整理収納のスキルを学ぶと、意識が変わって片づけできるようになった

この記事では、整理収納アドバイザー講座を受講した体験をもとに、整理収納を学んでよかったことをまとめました。

私の場合は、片づけに対する意識が変わったことで、家全体が散らかりにくくなりました

記事の中でもたくさんのメリットを挙げましたが、片づけの効果は大きく3つに分けられます。

  1. 時間的効果
    探し物などの時間が減り、時間のゆとりが生まれる。
  2. 経済的効果
    在庫管理がしやすく、二度買いや無駄買いが減る。
  3. 精神的効果
    気分が落ち着き、コミュニケーションが活発になる。

家を片づけは、ものが整う以上の価値を含んでいるということですね。

片づけのよさはわかったけど、本当に講座を受講した方がいい?
本だけでも学べるんじゃない?
確かに…本だけでも学べる内容はたくさんあると思う。

ただし、片づけ本での学びは、片づけの考え方や方法論などに偏りがあるのが気をつけたいところ。

片づけの理論と実践をしっかり学びたい人には不十分とも言えるので、次のような人には、整理収納アドバイザー講座の受講をおすすめします。

こんな人におすすめ

  • これまでに何冊も片づけ本を読んできたが片づかない
  • 整理収納の理論と実践を系統的に学びたい
  • 自分以外の人(家族や職場)と片づけをしたい
  • 将来的に整理収納のスキルを仕事に活かしたい

なんとなくの内容を知りたいという人は、公式テキストを読んでみるのもありです。

整理収納を理論的&実践的に学べば、日々の片づけは確実に楽になって暮らしに少しゆとりができます

今、片づけが苦手で悩んでいる人は、収納グッズを買う前に、整理収納の理論を参考にされてみてくださいね。

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この記事を書いた人

ゆとりのある人になるのが目標。
頭に乗っているのは、ゆトリさんです。

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