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主婦がFP3級を受験するメリットと注意点|FP3級のお金の知識は人生設計に役立つ内容がたくさん♪
2022年3月3日
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、顧客の将来の目標を達成するために、総合的な資金計画を立て、アドバイスやサポートをする「お金の専門家」。
その中でも、FP3級の学習内容は、社会人として知っておきたいお金の知識を問う内容だと言われています。
お金の勉強って難しそうだし、知らなくても困らないんじゃないかな。
結婚するまで、「仕事はお金よりやりがいだ。」なんて思っていたので、マネーリテラシーの低さは相当なものでした。
- 給与明細で見るのは手取の金額だけ。
- 金利の数パーセントは、誤差のうちだよね。
- 投資なんて怖くて手が出せない。
- 保険?住宅購入?話を聞いてもよくわからない。
- 貯金して働いていれば、なんとかなるさ。
そんな思いからお金の資格にはまったく興味がなかったのですが、パートナーの申し込みによって半強制的にFP3級を受験することに…。
実際に勉強してみると、FP3級の内容は生きていくうえで知っておきたいお金の知識が盛りだくさん。
生きる上でお金は絶対に必要なものだし、結婚・出産・マイホーム・子育て…などでは大きなお金が動きます。
最低限のお金の知識を身につけることで、自分に合った選択をしやすくなると感じました。
成人年齢が18歳に引き下げられることにともない、2022年から高校でも金融教育が取り入れられるようになり、今やお金の勉強は誰にとっても必須項目の一つとなっています。
この記事では、お金の勉強に興味がなかった主婦がFP3級の学習をして感じたメリットや注意点についてまとめています。
お金に対する漠然とした不安のある方や、FP3級って本当に役に立つのか疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。
目次
主婦がFP3級の知識を学んだメリット7つ
FP3級の学習では、人生にかかるお金の基本的な知識を学ぶことができます。
学習内容は次の6つ。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
この言葉だけだとピンと来ませんが、かみ砕くとどれも暮らしに身近な内容です。
- 老後までに○万円用意したい。
- もしもの事態で働けなくなったときのために保険に入ろう。
- 余裕資金で投資にチャレンジしてみよう。
- マイホームのために土地を購入したい。
こんなときお金の知識がないと、漠然と不安になったり、楽観的になりすぎて後で困ったりしてしまうかもしれません。
我が家の場合、住宅購入、資産運用などパートナー任せなところが多かったのですが、もっと早く真剣に学んでおけばよかったと反省しました。
ここからは、実際にFP3級の学習をして感じたメリットを紹介していきます。
1.人生にかかるお金の計算がやりやすくなる
FP3級では、資金計画について学ぶ項目があります。
学習する前の私は、目標に向けてコツコツ貯金、金利はあってないようなもの…という考えでした。
しかし、実際に計算をしてみると、金利ってすごく大切なんですね。(マネリテ低すぎました。)
金利を含む計算が正しくできるようになり、お金をどこに預けるか、どれぐらいのお金を積み立てるかなどを改めて考え直すきっかけになりました。
2.保険内容や商品性が理解しやすくなり、自分に合ったものを選べるようになる
万が一の備えとして最低限の保険に入っているのですが、これまでの私は保険加入を自分で決断することができませんでした。
- 営業トークを聞いて、なんだかよさそうと思う。
- 実際は説明の内容がよくわからず、契約は保留。
- 信頼できる保険に詳しい人に相談して、最終決定をする。
自分のお金のことなのに、めちゃくちゃ他力本願ですよね。
FP3級ではいろいろな種類の保険内容や商品性について知識を得ることができます。
FP3級の学習中に、変額個人年金保険の勧誘を受けたのですが、基本的な知識があると営業さんの説明をすっと理解できました。
すでに老後に向けた積立の計画を立てていたのでお断りしましたが、FP3級の知識があったから、自分で判断できたと思っています。
保険に対する基礎知識があると、本当に必要な保障だけにしぼることができて、毎月の固定費を減らすことにもつながります。
3.資産運用に対するよくわからない恐怖心が小さくなる
お金の使い方を、「消費」・「浪費」・「投資」という3つの言葉で表すことがあります。
- 消費・・・生活必需品を購入や使用にかかる費用
- 浪費・・・必要以上のぜいたく品や無駄遣いにあたる費用
- 投資・・・株式投資やスキルアップのセミナー費など、後からリターンが見込まれる費用
資産運用にかかる費用は、「投資」にあたります。
結婚するまで「投資」に馴染みのない生活をしていた私は、投資=ギャンブルという認識で、漠然と怖いものだと思い込んでいました。
投資は怖い、確実に貯金していきたい。
そう思っていましたが、債権・株式・投資信託などの概要やNISAなどの制度の内容がわかったことで、投資がよくわからないという恐怖心は小さくなりました。
投資にリスクがあるのは忘れてはいけないことですが、かしこくお金を増やすには必要な選択だと思えるようになりました。
4.税金の知識を得て、節税対策につなげられる
給与明細は手取だけを見ていた私は、どれぐらいの金額が税金として差し引かれているのかを意識したことはありませんでした。
FP3級の学習内容では、税金の計算や税額控除についても学びます。
控除とは、金額を差し引くという意味で、どのような控除があるかを知り適用すれば、払うべき税金を少なくすることができます。
- 扶養控除
- 社会保険料控除
- 寄附金控除
- 医療費控除など
これらの控除は、ほんの一例。それぞれに要件がありますが、適用できるものは利用していきたいですよね。
年末調整や確定申告もよくわからないし、そもそも控除って何…?
という状態だった私も、控除や申告の大切さを感じることができました。
5.不動産契約や住宅購入の営業トークを冷静に聞けるようになる
マイホームの購入時、パートナーはすでにFP2級までを取得していました。
お金に対してかなり楽観的だった私は、営業トークを聞いて「どれもいいな♪」なんて思っていたのですが、パートナーのお金の知識のおかげで冷静に判断ができました。
- 不動産の売買契約の説明
- 建築基準法によるセットバックの必要性や建蔽率の計算
- 不動産取得にかかる税金や控除額
- 住宅ローンの種類や返済方法など
すべてFP3級の内容に出てきますが、当時は知らないことだらけでした(笑)
土地選びや住宅購入の資金計画など、信頼できる営業さんにお任せするという方法もあるかもしれませんが、自分の知識があれば、主体的に選択できることが増えます。
例えば、住宅ローン。
- 「ここの銀行のフラット35の金利はかなり低いのでおすすめですよ。」
- 「ご夫婦の年収なら○万円は借りられますよ。」
どちらも実際に営業さんから言われたことなのですが、より低い金利で組める住宅ローンはないか、借りられる額は本当に返済できる額なのかを検討した結果、自分たちで選んだ銀行、自分たちで決めた金額で住宅ローンを組みました。
営業さんに言われるままにローンを組んでいたら、ローン地獄に陥っていたかもしれません…。
ちなみに、営業さんの名誉のために補足しておくと、人柄はいい人でしたよ。
ちなみに、営業さんの名誉のために補足しておくと、人柄はいい人でしたよ。
自分のお金を守るために、自分で考えられるぐらいの知識は必要ということだね。
6.相続や贈与について見通しをもてるようになる
相続や贈与については、正直まだまだ考えたことはなかったのですが、親や自分たちの老後のことを考えるきっかけになりました。
相続対策や相続税の申告などの当事者となるときには、他にも受け入れるべきこと、やるべきことがたくさんあるかもしれません。
そんなときにも相続や贈与について最低限の知識があれば、なんとか理解して動けるのではないでしょうか。
老後はこのマイホームをどうしようか?
なんて話ができるようになったのも、FP3級で人生のお金の流れを知ることができたからだと感じています。
7.長期的な目線で家計管理ができるようになる
FP3級の学習では、人生でどんなお金の動きがあるのかを総合的に知ることができます。
ライフプランニング上の資金計画、各種手当金、退職金、年金、投資の仕組みなど、生活にかかわるお金の知識を学んだことで長期的な目線で家計を見られるようになるのもメリットの1つ。
学習するまでは、その日暮らしならぬ…その年暮らしで、1~2年スパンのなんとなくの収支計画&どんぶり勘定で過ごしていたのですが、お金の話し合いも安心感も不安もすべてが中途半端な状態でした。
FP3級を学んだことでお金の貯めどきや、大きなお金の動きがあるところを予想しやすくなって、家計の見方が変わりました。
短期的な使い方を管理する一方で、長期的な計画を立てることで、パートナーとのお金の話し合いも定期的にできるようになりました。
【注意点】主婦がFP3級の知識を学ぶときに知っておきたいこと2つ
ここまで読んでいただいた通り、FP3級の学習を始めるまでの私は、社会人として恥ずかしくなるほどにお金に関する知識がありませんでした。
過去の自分の無知さが、恥ずかしいです…。
お金の不安がある人は、FP3級の学習に取り組んでみると、お金に関する知識が増えて不安を解消するヒントが見つかるかもしれませんよ。
そんなおすすめの資格であるFP3級ですが、受験する前に知っておきたい注意点を2つだけお伝えします。
1.FP3級を取得しても就職・転職にはつながりにくい
資格というと、スキルアップやキャリアアップというイメージがありますが、FP3級の学習内容は社会人として知っておきたい教養レベルのお金の知識だと言えます。
ですから、FP3級の資格を取得しても、すぐに就職や転職につなげるのは難しいかもしれません。
あくまで、お金の基本を総合的に学ぶ方法の1つととらえてくださいね。
2.FP3級の受験のために時間とお金がかかる
FP3級の合格率は70~80%で、資格試験としての難易度は低めです。
ただし、知識を身につけるためにある程度の学習はしなくてはいけません。
ここだけの話ですが、私は過去にほぼ一夜漬けでFP3級を受験して落ちています。
合格したときは、50時間ほど勉強しました。
合格したときは、50時間ほど勉強しました。
受験料だけで、6,000円(学科・実技各3,000円)と手数料がかかるので、受験のための時間とお金の確保は必要になります。
受験を考えていない人も、参考書で学習内容を読むだけでも何か発見があるかもしれませんよ。
リンク
お金と時間はかかりますが、試験がある方が真剣に学習に取り組めたので、私の場合は受験してよかったです。
まとめ:FP3級の知識はマネーリテラシーを高める第一歩になる
最近では、資産運用、副業、FIREなどお金の使い方や稼ぎ方、働き方についての発信をよく目にするようになりました。
そのような知識がある人から見ると、営業トークに乗せられお金払いがち・資産運用や税額控除はよくわからないので後回し・金利って何ですか?というかつての私の状態は、かなり危うい社会人に見えるでしょう。
一方で、お金について大っぴらに話すものではないと考えている人がまだまだ多いのも事実ですよね。
以前の私もお金の勉強の必要性をそこまで感じていなかったし、パートナーの半強制的な申し込みがなければFP3級レベルの知識について学ぶ機会もなかったかもしれません。
私はFP3級の内容を学んでみて、住宅ローン、保険、教育費、老後資金などの見方や考え方が変わり、人生にかかるお金について自分で考えられることが増えました。
FP3級の内容では触れられないような専門的な話を聞くときにも、基本的な知識があるのとないのでは、理解度が全然違いますよ。
まだまだ十分な知識はありませんが、勉強してみて知らないって怖いことだなと感じました。
生きていくうえでお金は必要不可欠なもの。お金について学ぶことは、人生のよりよい選択肢を増やすことにつながります。
- 人生でかかるお金について漠然とした不安がある人
- お金の制度や税金についてあまり知らないと感じている人
このような人にとって、FP3級の学習内容はマネーリテラシーを高める第一歩になると言えます。
主婦でも学ぶ価値あり!
きっと家計や人生設計を考える上で役立つ知識を得られますよ。
きっと家計や人生設計を考える上で役立つ知識を得られますよ。
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