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簿記3級ネット試験(CBT方式)の対策は?|当日の流れとやってよかったことの紹介
2022年5月20日
2020年12月からネット試験でも受験ができるようになった簿記3級の資格試験。
年に3回の試験日を待つことなく、自分に合ったタイミングで受験ができるのは便利ですよね。
一方で、個人のタイミングでの受験だからこそ、情報が少なくて不安になることもあるかもしれません。
この記事では、2022年5月に簿記3級のネット試験を受験した体験談をもとに、簿記3級のネット試験の流れややってよかった試験対策について紹介していきます。
今、ネット試験の受験を控えている人や、ネット試験の受験を検討している人の参考になれば嬉しいです。
目次
簿記3級のネット試験の実体験を紹介
ここからは、CBT方式のネット試験の流れや、実際に受けてみて感じたネット試験のメリット・デメリットを書いていきます。
紹介しているのはネット試験当日の流れだけですが、試験前日には注意事項や持ち物などの確認のメールも届きましたよ。
前日は、メールボックスもしっかりチェックしてくださいね。
試験会場でのネット試験の流れ
まずは、会場での大きな流れをご説明します。
step
1受付をして、荷物をロッカーに預ける。
受験会場に着いたら、受付で本人確認を行います。
その後、本人確認書類と電卓以外の持ち物はすべてロッカールームへ。
腕時計やポケットの中身、スマホなどもすべて預けました。
本人確認書類の例
- 健康保険証
- 社員証(顔写真付き)
- 学生証(顔写真付き)
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
step
2試験用パソコンで受験する。
荷物を預けた後は、試験用パソコンのある部屋に移動します。
- パソコンで該当試験のアイコンをクリック
- IDなどを入力して、名前の確認
- 試験前の注意事項を画面上で確認
- 自分のタイミングで試験スタート
このような流れで試験が始まりました。
操作の手順は、受付で渡される書類に書かれているので、パソコンの基本的な操作ができれば悩むことなく進められると思います。
step
3合否結果をプリントアウトしたものを受け取り、試験終了。
試験終了後、すぐにパソコン上に結果が出ます。
簿記3級試験では、全体の得点、大問ごとの得点、合否が試験結果として表示されました。
試験結果を印刷ボタンをクリックした後、受付で結果を受け取り、試験終了です。
ネット試験に持ち込めるもの
受付で荷物を預けるため、本人確認書類と電卓以外の私物は持ち込めません。
- 本人確認書類(免許証など)
- 電卓
- ロッカーの鍵
- 会場指定のクリアファイル
会場指定のクリアファイルは、パソコン操作の手順書・メモ用紙(A4サイズ2枚分)・ボールペン1本がセットになっていました。
簿記3級のネット試験の画面はどんな感じ?
試験前に気になるのが実際の試験画面ですよね。
ここでは、2022年5月に受験した時のパソコン画面の内容についてご紹介します。
残り時間は画面下部の中央に表示
簿記3級試験は、素早く正確に処理できることが求められるため、時間配分はとても大切になってきます。
試験の残り時間は、パソコンの下部中央に表示されています。
秒単位でカウントダウンされているので、残り時間はすぐに確認できました。
画面下部左側のボタンで大問の切り替え
簿記3級の試験では、大問が3問出題されます。
画面下部に、第1問・第2問・第3問という3つのボタンがあり、ボタンをクリックして大問を切り替えることができます。
大問内の問題は、すべて1ページに表示されているので、画面をスクロールしながら問題を解いていきました。
仕訳の勘定科目はプルダウンで選択
仕訳の勘定科目は、プルダウンの選択式でした。
試験の表示画面は、紙の試験とほぼ同じなので、ネット試験だからと言って特別な感じは受けませんでした。
筆記試験でも、ネット試験でも、選択ミスだけ気をつけたいところですね。
数字は直接入力で、一部言葉を打ち込む問題も
数字は直接入力し、 , や ¥ などの記号が入れてしまうと誤答になってしまうので要注意です。
一部の問題では、言葉を打ち込む問題も。
雑( ) → 雑( 損 )
このように簡単な語句を入力する問題ですが、パソコン操作に自信がないという人は、受験前にパソコン操作も練習しておいた方がいいかもしれませんね。
簿記のネット試験のメリット&デメリット
ネット試験を受験してみて感じたメリットとデメリットをまとめていきます。
メリット
- 自分のタイミングで受験できる。
- 試験会場での緊張感が少ない。
- 合否結果をすぐに確認できる。
- 不合格でもすぐに再受験のチャンスがつくれる。
簿記3級の筆記試験が開催されるのは、6月・11月・2月の年3回です。
仕事の繁忙期や他の予定と重なってしまうと、受験の機会を逃してしまうことも。
ネット試験では、指定の試験会場で空いている時間であればいつでも受験ができるので、自分のタイミングに合わせて申し込みを行えるのが最大のメリット。
合否結果がすぐにわかるのも嬉しいですね。
デメリット
- パソコンの基本的な操作スキルが必要。
- 問題文への書き込みができない。
- 他の受験者の出入りが気になることも。
パソコン入力が必要だったり、試験問題への書き込みができなかったりする点は、筆記試験にないデメリットと言えます。
また、実際にネット試験を受けて気になったのが、問題を解いている最中に、背後で人の出入りがあることでした。
ネット試験は、簿記以外の試験でも行われていて、受験時間がそれぞれ異なるので、時間帯によっては人の出入りが頻繁になることも。
周囲の動きが気になる人にとっては、ネット試験に集中しづらい環境になるかもしれません。
やってよかったネット試験の対策を紹介
ネット試験では、問題がパソコン表示されるので、問題文への書き込みなしでキーボード入力する必要があります。
手書きでの解答とは違うところもあるので、対策しておきたいところ!
ここでは、実際に私がやってよかったネット試験の対策を3つ紹介します。
1.パソコンに解答を入力する練習をしておく
解答用紙が紙なのか、パソコンなのかで目線や手の動かし方が変わります。
そこで、私の場合は、エクセルで簡単な解答欄をつくって、パソコンに答えを入力する練習をしました。
実は、何度も解答用紙を印刷するのが面倒だった…というものぐさな理由もあります(笑)
実際にやってみると、0の数が違ったり、タイプミスしたりすることも。
手書きのときは、区切りながら数を書くことに慣れてしまっていたので、数字だけをパソコン入力する練習をしておいてよかったです。
2.問題用紙に書き込まずに解く練習をする
本番のように問題用紙に書き込まずに解く練習をしたのもよかったです。
とはいえ、知識ゼロからのスタートで最初は問題が全くわからなかったので、ある程度理解できるようになるまでは書き込みもしていました。
赤ペンで書き込めば赤シートですぐに隠せますよ♪
問題用紙1部を、くり返し使えるのでおすすめです。
問題用紙1部を、くり返し使えるのでおすすめです。
3.仕訳やメモはボールペンで白紙の紙に書く
ネット試験中は、問題用紙に書き込むことはできませんが、A4サイズ2枚分のメモ用紙を使うことができます。
筆記用具は、ボールペン1本です。
ちなみに、メモ用紙は足りなくなった場合、追加でもらえるそうですよ。
解答中にメモを取りたくなったら、問題用紙に書き込むのではなく、メモ用紙を使うようにすると本番に近い状態で練習することができますね。
まとめ:ネット試験会場に入ったらすぐに受験が始まります
この記事では、簿記3級のネット試験の流れや筆者がやってよかった対策について紹介しました。
ネット試験会場に入ると、次のような流れですぐに試験が始まります。
- 受付をして、荷物を預ける
- パソコン画面を開いて、試験スタート
- 結果を受け取り、終了
会場では、勉強する時間はないので、試験本番までにしっかり対策をしておきたいですね。
やってよかったネット試験対策
- パソコンに解答を入力する練習をしておく
- 問題文に書き込まずに解く練習をする
- 解答中のメモはボールペンで白紙の紙に書く
この記事が、少しでもこれから受験をする人のお役に立てれば嬉しいです。
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