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【デジタル・ミニマリスト】デジタル片づけを実践|具体的なやり方と挫折を防ぐ対策を紹介
2022年3月1日
ちょっとしたスキマ時間や、気になることが浮かんだとき、あなたはどんな行動を取りますか?
ぼんやりしたり、自分で考えたりする前に、何気なくスマホを開いてしまう人もいるかもしれませんね。
私自身がまさにそうで、特に用事がなくてもついスマホをさわって、予想以上に時間を使ってしまうこともしばしば…。
スマホの便利さを感じる一方で、ダラダラとネットサーフィンをした後にはむなしい気持ちになることもあり、自分なりに次のような対策をしたこともあります。
- ゲームアプリはアンインストールする。
- ラインの通知を切る。
- スマホの時間制限をかける。
一時的な効果はあったけど、まだまだスクリーンタイムは長いまま。
直近の1週間の平均は3時間48分でした。
直近の1週間の平均は3時間48分でした。
ついスマホに手を伸ばしてしまう現状をどうにかしたいと思っていたときに読んだ本が「デジタル・ミニマリスト」という1冊。
この本の中では、私たちがスマホを主体的に使えるようになるために「デジタル・ミニマリズム」という考え方を提案しています。
デジタル・ミニマリズム
自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学。
「デジタル。ミニマリスト―スマホに依存しない生き方―」カル・ニューポート著
デジタル・ミニマリストになって、自分にとって大切なことにスマホを利用できる人になりたい!
本では、デジタル・ミニマリストになる方法として、30日間のデジタル片づけという方法を紹介しているよ。
この記事では、「デジタル・ミニマリスト」の本で紹介されているデジタル片づけのやり方や挫折を防ぐための筆者の対策案についてまとめています。
本の中では、より具体的な方法や被験者の実体験、歴史上の人物のエピソードなどが紹介され、スマホと主体的に付き合うことがどれだけ大切かということが書かれていますよ。
スマホとの付き合い方に悩む人には、おすすめの1冊です♪
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目次
デジタル片づけのやり方3ステップ|私のテクノロジー利用のルール例
デジタル片づけとは、30日間のリセット期間を設けて、デジタル・テクノロジーとの付き合い方を見直す方法です。
デジタル片づけのプロセスには、次の3つのステップがあります。
- テクノロジー利用のルールを決める。
- 30日間、ルールに従って休止する。
- テクノロジーを再導入する。
特に大切なステップは、ステップ1とステップ3!
実際にデジタル片づけの実践で挫折しやすかったのは、ステップ1で設定したルールが厳しすぎたり、緩すぎたりした人だったそうです。
また、期間終了後のステップ3で、どんなテクノロジー(=スマホアプリ)を再導入するかを吟味しなければ、スマホの使い方はすぐに元の状態に戻ってしまいます。
スマホ使用にどんなルールを決めるのかが大切なポイントになるということですね。
ここからは、私がデジタル片づけに取り組む前にやったことや使用のルールを具体的に紹介します。
1.不要なスマホアプリを整理する
まず、スマホにインストールしているアプリを見直して整理しました。
今使っていないものは、いさぎよくアンインストールしましたが、削除せずホームから消しただけのアプリもあります。
とりあえず、タップしてすぐに開けるという状態をやめました。
私は、iPhoneユーザーなのですが、家計管理、ショップ系、健康系など、まとめられるアプリはフォルダに1つにまとめることで、スマホの画面もスッキリしました。
ホームの1ページ目に残したのは、次の5つのアプリです。
- カメラ
- 電話
- 計算機
- 時計
- 設定
すぐ開けた方がよいもの、よく使うもの、長時間使用しにくいものという基準で選んだアプリです。
ちなみに、ホームの2ページ目は、家計管理や子育てに関わるもの、3ページ目は趣味やメール、4ページ目はGoogleマップとショップ関係…と、自分の必要度や使用頻度に応じてアプリを整理しました。
2.使用したいアプリは、時間制限をつけて使う
情報収集やコミュニケーション、趣味という部分で使用したいアプリは、時間制限を設定して残すことにしました。
iPhoneでは次のような手順でアプリの使用時間を設定できますよ。
- 「設定」をタップ
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「App使用時間の制限」をタップ
- アプリごとに使用時間を設定する
私がかけた時間制限はこんな感じ。
- スマホゲーム(IDLiSH7) 15分
→どうしても削れなかった… - YouTube 15分
→できれば見たくない - Twitter 10分
→発信中心に使う - ライン 10分
→急用時は、制限は気にしない
どうしても削りたくなかったスマホゲームは、1日の1%にあたる15分で我慢することにしました。
時間制限を設けたアプリの中でも、SafariやYouTubeなどのつい時間を使ってしまうアプリはホームから削除しました。
余談ですが、「俺か、俺以外か」で有名なローランドさんは、Twitterの利用時間を1分という驚異の短さに設定されていました。
デジタル片づけを本格的に始める前に、ルールを設定する準備期間をつくると自分に合った使い方を見つけやすいですよ。
3.メールチェックは1日に3回、決まった時間帯に行う
スマホの機能の1つであるメールやラインのチェックは、決まった時間帯に行うように決めました。
通知に気づくたびにすぐに返信している時期もありましたが、マイペースな返信でも人間関係にはそう大きな影響はないと感じてからは通知を切っています。
メールやラインのフォルダも一つにまとめ、朝・昼・夜の1日に3回だけ見るようにしました。
デジタル片づけの挫折を防ぐ対策案3つ
「デジタル・ミニマリスト」の本の中で、「スマートフォンはスロットマシン」と表現されています。
スマホを利用する人が「何かおもしろいことはないかな。」、「いい情報はないかな。」と当たりを求めて、何度もスマホの画面をさわってしまう様子を例えたものです。
スマホアプリの利用ルールを決めただけでは、誘惑に勝てる気がしない…
スマホと距離を置こうと思いつつ、これまで何度も失敗してきた私なので、今回は事前に3つの対策を用意しました。
1.スマホを使いたくなったら…イフゼンルールを決めておく
デジタル片づけ中にスマホをさわりたくなったときのために、「もしスマホを使いたくなったら~する」というイフゼンルールを決めました。
if-thenルールとは、1990年代にニューヨーク大学の心理学者でもある、ピーター・ゴルヴィツァーによって研究された「もしこうなったら、こうする」という実行計画です。習慣化しやすく目標達成率の高い手法のことです。
目標設定の方法「if-then」ルールとは、設定方法や3つのメリットを紹介 | マイナビニュース (mynavi.jp)
スマホをさわりたくなったとき、さわったときの両方のパターンを考えてみました。
スマホ使用のイフゼンルール
- もし暇つぶしにスマホをさわりそうになったら、読みたい本を読む
→スマホ以外で目を向ける作戦 - もしSafariを開きたくなったら、ページ閲覧のメリットとデメリットを3つずつ考える。
→考えることで気を紛らわす作戦 - もし気になることがあったら、スマホを開かずメモしておく。
→まとめて調べて、スクリーンタイムを減らす作戦 - もしネットで調べたら、情報は手書きでメモをとる。
→手間がかかるようにして、必要なことだけ調べる作戦
2.週に1度制限をゆるめてもよい日を決めておく
スマホでのダラダラ時間は減らしたいけど、手軽に情報を得られる便利なツールであることも事実。
- 遠方の家族との電話
- 家計管理のチェック
- 調べもの
- ネットショッピングなど
スマホで手軽にできることまで制限しすぎるのは、困る気がする…。
ということで、週末のどこか1日は使用制限の時間をゆるめることにしました。
ただし、このときも自分が重きを置いていることにプラスになるかどうかという視点は忘れないように、前述のイフゼンルールとあわせて適用することにしました。
3.デジタル片づけ中は、スマホと物理的な距離をとる
タップやスワイプだけで必要な情報にたどりつける手軽さは、スマホの大きな魅力の1つ。
「スマホ脳」という本の中では、スマホをそばに置いているだけで学習効果、記憶力、集中力が低下するという実験結果が紹介されています。
スマホを使用していない時間も、私たちを誘惑する力があるということですね。
別の部屋にスマホを置く、タイムロッキングコンテナに入れるなど、物理的にスマホから離れるというアナログな対策も地味だけど効果ありです。
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まとめ:デジタル片づけをして、自分の時間の使い方と向き合ってみよう
この記事では、「デジタル・ミニマリスト」の本で紹介されているデジタル片づけのやり方や、挫折を防ぐための解決策についてまとめました。
ついスマホで時間を溶かしてしまう私…これから1か月デジタル片づけに挑戦!
自分の時間の使い方を見直すことで、スマホとの付き合い方を改善できるようにがんばります。
自分の時間の使い方を見直すことで、スマホとの付き合い方を改善できるようにがんばります。
「デジタル・ミニマリスト」で提唱されているのは、スマホは使うべきではない!という極端な話ではありません。
無意識にスマホを使ってしまう状態から離れ、必要なデジタル・ツールを見極めることで、自分にとってベストなスマホの使い方を見つけるためのヒントがつまった1冊ですよ。
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2021年に大ベストセラーとなった「スマホ脳」では、人がついスマホをさわってしまう理由が実験結果をもとにわかりやすく書かれているので、気になる方はこちらもおすすめ。
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「スマホ脳」の関連記事
「ジョブズ」が我が子のスマホ利用を禁じた理由 学習への悪影響、うつのリスクも | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)
両方読みましたが、「スマホ脳」はいろいろな事実を知れて、スマホ使用に対して気をつけようと思える内容、「デジタル・ミニマリスト」は、スマホとの付き合い方を見直す実践的な指南書という印象を受けました。
今、ご自分のスマホ使用について悩んでいる方にとっても、参考になることがあれば幸いです。
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