
子ども向けの書籍コーナーには、年齢や内容ごとにたくさんの知育ワークや知育ドリルが置かれています。
子どもの力を伸ばすために何かやった方がいいのかなと思いながらも、使いこなせるかな、子どもが興味をもつかな…となかなか手が出せないでいました。
そんなある日、3歳の娘にとプリキュアのおけいこドリルをもらいました。


キャラクターもののドリルって、子どもの気を引くためのデザイン優先のワークというイメージはありませんか。
かくいう私がそうで、アニメキャラが使われているという理由だけで、なんとなくキャラもののワークを選ぶのを避けていたんです。
しかし、実際にやってみるとびっくり!
すごく考えられた内容で、3歳になったばかりの子どもも「おべんきょうする~♪」とルンルンでワークに取り組むようになりました。
後に詳しくふれるのですが、学習教材の挿絵は子どもの学習意欲を高めるという実験結果もあるんです。
実際にワークに取り組んでみて、これから初めて知育ドリルに取り組まれるという人には、キャラクターもののドリルがおすすめだと感じました。

いきなりワークを取り入れるのが心配な方は、無料資料請求でもらえるワークで、お子さんが興味をもつか試してみるのもおすすめです♪

目次
初めてはキャラクターもの知育ドリル、おすすめする理由5つ
初めての知育ドリルにキャラクターものをおすすめするのは、次の5つの理由からです。
- 子どもが遊び感覚でワークに取り組めるから
- キャラクターには学習意欲を高める効果があるから
- 1冊でいろいろな形式のワークに取り組めるから
- 買い切り型で、その子に合ったペースで進められるから
- 楽しく紙に向かう習慣をつけられるから

1.子どもが遊び感覚で取り組める
キャラクターものの知育ドリルは、ページのいたるところにキャラクターが登場します。
お子さんが好きなキャラクターを選ぶことで、お話を楽しむ感覚でワークに取り組むことができるんです。
ワークに慣れていなくても、絵を見て楽しめるので、子どもの「やりたい!」という気持ちを引き出してくれます。


2.子どもの学習意欲を高める効果がある
学習教材の挿絵には、学習意欲を高める効果があるとする研究もあります。
その調査の結果の概要は次のとおりです。
- 挿絵がないものより学習意欲効果が高まる。
- 特によく知るアニメキャラクターへの親しみやすさが効果を高めると考えられる。
- 女子は、知らないキャラクターでも学習意欲効果が高める傾向があった。



3.1冊でいろいろなワークに挑戦できる
知育ドリルや知育ワークの構成は、大きく次の2つに分けられます。
- 文字や数、迷路など特定のものに特化したワーク
- いろいろな力を複合的に身につけていくワーク
前者の特化型のワークは、特定の力を集中的に伸ばすことができます。
しかし、お子さんに合うものを選ぶのが難しかったり、お子さんが飽きやすかったりするデメリットもあります。
キャラクターもののワークには、後者のいろいろな力を複合的に身につけていくワークも多いです。
例えば、「トロピカル~ジュ!プリキュア おけいこドリル」では、次のような力を身につけるワークが掲載されています。
運筆 | 線を書いたりなぞったり、自分の思い通りに筆を動かす力 |
観察力 | 対象をよく見て理解する力 |
洞察力 | 先を見通し、推理する力 |
並び方・順番 | 決まりごとを理解する力 |
読解力 | お話の内容を理解する力 |
弁別力 | 形や絵柄など、ものの違いを見分けて区別する力 |
色の理解 | 色の名前や違いを認識すること |
数の理解 | 数を数えたり、比較したりする力 |
分類 | 生き物などの種類を見分ける力 |
工作 | はさみで切ったり、のりではったりする力 |
時計 | 〇時ちょうどの時計をよむ力 |


4.買い切り型で、その子に合ったペースで進められる
1冊で完結する買い切り型であることも、市販のドリルやワークのメリットです。
例えば、通信教育などの場合には1か月に1度のペースで新しい教材が届けられます。
なかなかワークに取り組めないお子さんは教材がたまることもありますし、逆にどんどんワークに取り組みたいお子さんにとっては、期間が開きすぎるということも。
買い切り型であれば、1冊のドリルにその子のペースで取り組むことができます。
ドリルの進み具合を見て、お子さんに合った学習レベルやペースを見つけてあげることで、次にどんな教材を選べばよいかも考えやすくなりますよ。
5.楽しく紙に向かう習慣をつくることができる
知育ワークや知育ドリルを進めていくことで、楽しく紙に向かう習慣をつくることができます。
- いろいろなことに興味をもつ
- 集中して物事に取り組む
- 課題に挑戦してみる
- こつこつ続ける
- 丁寧に作業する など
これらの学習に必要な力は、遊びの中で育っていくものなので、急いでワークやドリルに取り組む必要はないと思っています。


楽しく紙に向かう習慣があるお子さんは、学習も遊びの延長と捉え、意欲的に勉強できるようになります。
キャラクターもののドリルを選ぶことで、ワークが初めてのお子さんでも直感的に楽しいと思ってもらうことができますよ。


はじめてのワークにおすすめ!キャラもの知育ドリル
ここからは、1冊でいろいろなワークに取り組める複合型の知育ドリルを紹介します。
3歳頃のお子さんにおすすめの知育ドリルです。
はじめてのワーク(しまじろう)
- 対象年齢:2・3・4歳
- ページ数:72ページ
- シール:約120枚
幼児教育教材の中で、人気も知名度も高い「しまじろう」のワークです。
やさしい運筆課題や、数量・論理の基礎的な課題を扱っています。
1ページごとのシールはもちろん、1冊解き終えたら「めいじんかんむり」で取り組みを認めてあげることができるのは、さすがベネッセのワークです。
ちなみに、こどもちゃれんじの無料資料請求では、しまじろうから年齢に合った生活スキルを身につけるヒントを得ることができます。

トミカ・プラレール レッツゴーおけいこ
- 対象年齢:2・3・4歳
- ページ数:64ページ
- シール:約90枚
トミカとプラレールが出ている問題が、50問以上収録されています。
もじ、かたち、かず、いろなどの問題を通して、楽しく運筆力や観察力、思考力を身につけられるワークです。
付録として、えあわせカード、のりものミニずかんもついているので、乗り物が好きなお子さんにおすすめのワークです。
ディズニープリンセス おけいこ
- 対象年齢:3・4・5歳
- ページ数:52ページ
- シール:約100枚
ディズニープリンセスの知育ドリルです。
運筆、めいろ、てんつなぎ、まちがいさがしなど楽しいワークがたくさん収録されています。
ページを1枚ずつ切り取って学習することができるので、プリントとして使うこともできます。
すみっこぐらし おけいこ
- 対象年齢:3・4・5歳
- ページ数:52ページ
- シール:102枚
すみっこぐらしの知育ドリルです。
先ほど紹介したディズニープリンセスのものと同じシリーズです。
楽しく遊ぶなかで、運筆力や集中力、洞察力などが自然と身につくようなワークが収録されています。
トロピカル~ジュ!プリキュア おけいこドリル
- 対象年齢:3・4・5歳
- ページ数:62ページ
- シール:104枚
2021年2月から放送開始のプリキュア『トロピカル~ジュ!プリキュア』の知育ドリルです。
基礎的な運筆から少しずつ難易度が上がっていくので、無理なく自然に手先や頭の使い方が身につくのが特徴です。
はさみで切る、のりではるなどの工作の要素も取り入れられていて、楽しく取り組むことができる内容です。
知育ドリル 機界戦隊ゼンカイジャー
- 対象年齢:3・4・5歳
- ページ数:64ページ
- シール:102枚
2021年3月から放送されている機界戦隊ゼンカイジャー知育ドリルです。
ひらがな、数といった学習の基本に加え、パズル、迷路、ちがいさがしなどの知恵問題が多数収録されています。小学校での英語の必修化に合わせ、アルファベットの問題が入っていることも特徴です。
ゼンカイジャーのお面を工作したり、ポケットサイズのひみつ図鑑やあいうえおポスターがついていたりと、総合的な知育に役立つドリルです。

知育ドリルの取り組みで意識したいこと2つ

せっかくワークに取り組むのであれば、お子さんのやる気も育てたいところですよね。
最後に、お子さんがやる気をもってワークに取り組みやすくなるために、意識したいことを2つ紹介します。
- 完璧を求めず、過程をほめること
- 子どもに「できた!」と感じてもらうこと
1.完璧を求めず、過程を認める
知育ドリルは、お勉強の要素も強いので、きちんとやらせなくちゃと思うこともあるかもしれません。
しかし、「これ、ちがうよ。」、「もっと、こうやって。」などの指示的な声かけは、子どものやる気をそいでしまいます。
お子さんもワークが楽しくなくなってしまうし、やらせようとするお家の人も大変です。
初めての知育ドリルは、ワークに取り組もうとする姿勢を育てるもの。
自分からやってみようとする姿勢や一生懸命に取り組む姿を認める声かけをすることで、お子さんのやる気をさらに引き出すことができます。
2.子どもに「できた!」と感じてもらう
今回紹介したワークは、各ページにお家の人へのアドバイスがあります。
アドバイスには、ワークで気をつけるポイントや、サポートのしかたなどが具体的に紹介されています。
お家の人が、アドバイスを参考にしてヒントを出したり、お子さんが取り組みやすい問題を選んだりすることで、「できた!」と思える体験を増やしていきたいですね。
- 筆圧が弱いお子さんには、クレヨンなどかきやすいもので書かせる。
- のりやはさみは使いやすいものを用意する。 など
お子さんが自分で扱える道具を選ぶだけでも、ワークに取り組む姿勢がよくなりますよ。
子どもも大人と同じで、小さな成功体験の積み重ねが、もっとがんばろうという意欲につながっていくはずです。

まとめ:キャラものの知育ドリルで学びの土台を育てよう
はじめての知育ドリルでは、子どもたちにワークを好きになってもらいたいものですよね。
子どもの気を引きやすいだけでなく、やる気を引き出しやすいキャラクターもののワークがおすすめです。
購入前に子どもの反応を知りたい人は、無料資料請求でお気軽にワークのお試しをするのもありです。
